ダイバーズウォッチとは?
「ダイバーズウォッチ」とは、名前の通りダイバー(潜水士)のために作られた時計です。
潜水時でも十分な性能を確保する必要があり、主な特徴としては以下の特徴があります。
- 防水性
- 逆回転防止ベゼル
- ヘリウムガスエスケープバルブ
- エクステンションリンク
一つずつ、簡単にご説明したいと思います。
防水性
腕時計には少なからず防水性能がある時計が多くありますが、「海に入る」となるとそれなりの防水性能が必要になります。
一般的には100m防水以下の時計が多いですが、ダイバーズウォッチの防水性は200m以上であることが多いです。
中には
※〜m防水はその腕時計を着用して単純に潜水できるというわけではありません。
腕時計を着用して腕を水中で動かすだけでも水圧が大きくかかります。
100m防水の時計だし、100mも潜らないプール、海で泳いでも問題ないでしょ!という考えではありませんのでご注意ください。
逆回転防止ベゼル
逆回転防止ベゼルは「潜水時間」を確認するために使用します。
潜水士は酸素ボンベを使用し、海中で息をしますがボンベ内の酸素の量は決まっていますので、
どれ程の時間、潜っているのかを管理、確認する必要があります。
そこで使用するのが逆回転防止ベゼルです。
ベゼルには~60までの数字が一般的に10分刻みで記載がされています。
使い方としては、0の位置(三角の位置)を分針に合わせます。
これで終わりです。笑 ここから時間(分針)が進むにつれて、何分経過したかを確認することができます。
このベゼルは片方向(反時計回り)にしか回転しないようになっています。
逆回転してしまうと潜り始めた時間が遡ってしまい、命の危険に関ります。
ヘリウムガスエスケープバルブ
深海圧力に耐えられるよう、体を鳴らすために行う飽和潜水時にヘリウムガスを使用します。
このヘリウムガスが時計内に溜まってしまうため、ガスを放出するために使用します。
ヘリウムガスを外に出さないまま浮上してしまうと、圧力により時計が破損してしまいます。
ヘリウムガスエスケープバルブは時計内部の圧力を検知して自動で放出する「自動式」と、
自分の手で放出する「手動式」があります。
私の持っているOMEGAのプラネットオーシャンは「手動式」となっています。
エクステンションリンク
ダイバーは潜水時にウェットスーツを着用します。
時計は見えなければ意味がなくなってしまうのでウェットスーツの上から装着しますので、ウェットスーツ分のブレス幅を大きくする必要があります。
基本的にブレスの長さを変更する場合には工具を用いてコマを増やす、減らすことで長さ調整をしますが、エクステンションリンクは工具無しでブレスの幅を変更することができます。
まとめ
ダイバーズウォッチに搭載されている機能について簡単にご紹介させていただきました。
海に潜らない人にとっては使わない機能だらけですが、ダイバーズウォッチはとても人気のあるジャンルの時計です。
代表的なダイバーズウォッチというと、ロレックスの「サブマリーナ」や、オメガの「シーマスター」があります。
その他、ほとんどの腕時計メーカーはダイバーズウォッチをラインナップしています。
何かに特化した時計というものはロマンがあり、誕生の歴史などを知ってしまうと、手に取ってみたくなるものです。
視認性は抜群ですし、比較的シンプルなデザインのものが多いので普段使いするにも様々なシーンで使用できると思います。
ダイバーズウォッチを気になっている方は、その時計が作られた背景や、メーカーの思いを知ることでより時計選びが楽しくなると思いますので気になっている時計があれば、調べてみることをおすすめします。🐳
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