サウナでスマートウォッチを使いたくなる理由
近年、スマートウォッチは健康管理やフィットネスだけでなく、ライフスタイルの一部として多くの人に愛用されています。
特にサウナ好きの人にとっては、「サウナの滞在時間を測りたい」「心拍数をチェックしたい」「整い状態をデータで見たい」という理由から、サウナでもスマートウォッチを着けていたいというニーズが高まっています。
しかし、サウナは高温多湿な環境。精密機器であるスマートウォッチにとっては決して優しい環境とは言えません。
実際のところ、メーカーはどう考えているのでしょうか?
スマートウォッチを販売しているメーカーの見解をまとめていきます。
メーカー公式はどう言っている?主要ブランドごとの対応状況
各スマートウォッチメーカーは、基本的にサウナでの使用を推奨していません。
理由は明白で、高温・多湿の環境下では電子部品やバッテリーに大きな負荷がかかり、故障のリスクが高まるからです。
以下は、主要ブランドの公式見解をまとめた一覧表です。
ブランド | サウナ使用可否 | 公式コメント・注意事項 |
---|---|---|
Apple Watch | NG | 公式に「高温・多湿環境(サウナ含む)は使用不可」と明記 |
Garmin | NG | サウナでの使用は保証対象外 |
Fitbit | NG | サウナ等の極端な高温下での使用は推奨しない |
HUAWEI | NG | 高温環境下での使用は非推奨・保証対象外 |
いずれのメーカーも公式サイトや説明書でサウナ利用を避けるよう記載しています。
つまり、壊れた場合でも保証や修理の対象にはならないと考えましょう。
実際にサウナで使ってみたユーザーのリアルな声
ネット上には「サウナで使っても壊れなかった」という声もあれば、「一度で壊れた」という体験談も多く見られます。代表的な口コミをまとめると以下のようになります。
- ・壊れたケース
-
- 90℃以上のドライサウナで10分間使用 → 液晶焼け・ブラックアウト
- ミストサウナで使用 → 湿気で内部結露、心拍計が故障
- ・壊れなかったケース
-
- 低温サウナ(50~60℃)で短時間使用 → 問題なし
- 外気浴や水風呂では問題なし(ただし急激な温度差に注意)
- ◎共通して言えること
-
壊れるかどうかは「温度」「湿度」「使用時間」「モデル(スペック)」に大きく左右されますが、そもそもリスクが高い行為であることは間違いありません。
サウナでどうしても使いたい人への注意点と工夫
どうしてもサウナでスマートウォッチを使いたい、という場合は以下の対策を取りましょう。
● 保護ケース・防水ケースを活用する
少しでも外気との接触を防ぐため、専用の防水・防塵カバーを装着するのが効果的です。
● タオルで包む
直接高温に晒さないよう、タオルで巻くことで多少の温度上昇を和らげられます。
● 使用時間を短くする
5分以内など、最低限必要な時間だけ使用し、極力短時間で済ませるのがベターです。
● 使用後はすぐ冷却・乾燥
使用後は冷水で冷却せず、自然に室温で戻し、内部に水分が残らないよう乾燥させましょう。
結論|サウナ×スマートウォッチ、やるなら自己責任で
サウナでのスマートウォッチ使用は基本的にNG。故障リスクが高く、メーカー保証も受けられません。
もし使用したい場合は、上記の対策を取りながら、短時間・自己責任で行うほかありません。
また、サウナでの時間管理はアナログ時計や砂時計、またはスマートフォンの外部タイマー機能でも代用可能です。
最後に、サウナでのスマートウォッチ使用は「壊れても構わない」という覚悟が必要だということを忘れないようにしましょう。
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